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 [ ASDO会員 ]   2011/11/12 修正削除

ご質問
(1)これではコンクリートの打設時にヘッドがないので確実な充填が出来ませんが、これでいいのですか。
(2)それではD.22側の大梁強度がアップするので、どのように対処すべきですか?
(3)適判は施工のことを知らない人のようですが、これでいいのですか?

回答
ここで書きますのは、私見という事で書かせていただきます。
(1)柱、梁の接合部にて左右の梁主筋の径が変わっており、その仕口内でアンカーがされていて、コンクリートが打設できないと言う件ですが、もちろん良い事は有りません。
構造設計とは、モデル化、計算、図化、施工性、経済性、全てにおいて適正を求めるものです。従って施工も出来ない配筋では計算された安全率が確保できません、従って設計者は当然適正な施工性を考慮して、左右の梁主筋を同径にする事で、通し配筋を増やし仕口内アンカーを無くすと言う設計をするべきでした。

(2)現況D22をD25に圧節という案は難しいと考えます。施工時前なら(1)に書いたように同径にする事で鉄筋の断面積のトータルを必要なものとすれば耐力にそれほどの差は出ないので問題は生じないのですが。
施工後に鉄筋をカットして圧節は無理です。鉄筋長が足りなくなるし、圧節もうまくいきません。
気になる場合は監理者として鉄筋を解体してやり直させれば良いだけです。それが出来なければ監理を引き受けるべきでは有りません。
D22の必要断面積をD25の鉄筋断面積で除して算出した本数でD25を通し配筋として修正すればよいだけです。
この段階で、設計者や適判員をどうのと言う問題ではなく、あなたが責任を持って適正な施工とするように努力をすべきです。

(3)適判員が施工を知らないことは問題だとは思いますが、法的に適正な配筋で適正な施工が出来るかという判断は言っても良かったかもしれませんが、その構造設計者は納得したか、今の構造設計者はそのような事に適判員が口を出すなと言う意見が大勢だと思います。
では構造設計者のうち、どれほどの人が実際に現場に出て配筋検査等を行ってきたかと言うと、驚くほど少ないと言う現状があります。適判員には学者を初め現場を知らない人はいます。適判員に施工性まで求めていない制度だと思っています。
もうひとつ、現在の適合判定機関の多くは民間の営利事業ですから、出来るだけ質問は少なく余計な質問はしてはいけないような空気です。その様な制度にした責任が国か、構造設計者か誰にあるんのかは分かりませんが、現実はあなたが言うような制度ではなくなっていると思われます。
本来は構造設計者がもっと勉強をして、キチンと施工まで考慮した設計をしなければいけないのであって、今の適合判定制度にそこまで求めるのはおかしな事かもしれません。
基本的に構造計算適合判定員と有るように計算に関して確認をするので有って、設計確認ではないのかもしれません。